DDRステージのレストアは悪戦苦闘の連続。週末はホームセンター⇔倉庫の往復と作業の日々
作成日:2025.8.13
カテゴリ:レストア
前回:【第02話】ようやく第二次金筐体稼働!ついに行われる旧筐体の搬出~倉庫への搬入
▼DDRステージのレストアのために購入したアイテム一覧
No. | 購入したもの | 用途 |
1 | 貫通ドライバー(マイナス) | ネジ穴がなめたネジを横からの切断溝に沿って外す |
2 | 貫通ドライバー(プラス) | 固着したネジを外す、ネジ穴がなめたネジを外す、プラスネジを回す |
3 | ゴムプラハンマー | 各貫通ドライバーと組み合わせて固着したネジを外す |
4 | ネジザウルス | ネジ穴がなめたネジを掴んで回して外す |
5 | 金属用金切ノコギリ | ネジを切断して外す |
6 | 電動インパクトドライバー | 固着したネジを外す、ステージバーの六角ボルトを外す、超低頭六角穴付きネジを早く回す |
7 | レンチ | ステージのバーを固定する六角ネジを手動で外す |
8 | スパナ | ステージ固定用アジャスターを外す(ゴムプラハンマーと組み合わせて) |
9 | ネジザウルス モグラ | ネジ穴が潰れたネジを外す(インパクトドライバー用アタッチメント) |
10 | ネジザウルス バズーカ | ネジ穴が潰れたネジを外す(インパクトドライバー用アタッチメント) |
11 | 六角軸月光ドリル | ネジ穴が潰れたネジを外す(インパクトドライバー用アタッチメント) |
12 | インパクトドライバー用ソケットビット | ステージのバーを固定する六角ボルトをインパクトドライバーで外す |
13 | ネジすべり止め液 | ネジ穴が潰れたネジを外す(ネジザウルス モグラ等と組み合わせて) |
14 | ラスペネ(浸透潤滑剤) | 固着したネジを外す |
15 | ラストブリザード(浸透潤滑剤) | 固着したネジを外す |
16 | エアダスター | 手で取り除きにくいホコリを効率よく取り除く |
17 | 刷毛 | 手でホコリを丁寧に取り除く |
18 | スクレーパー | センサー受けを張り付けているテープなどを取り除く |
ついに手にすることができたDDR筐体。
これにて私の目的は達成…ではなく、ここからが始まり。
筐体が所有出来たら、次に目指すのは、その筐体を遊べるようにすること…!
実際に遊ぶにはまだまだ先の話になるワケですが、その時に備えてまずはDDRステージのメンテナンスに取り掛かりました。
ちなみに劣化した部品や機器を以前の状態に戻したり、遊べるようにしようとすると、メンテナンスというよりは、レストア的な感じの作業になったワケですが、
屋内のゲーセンで稼働していたものとはいえ、10年以上も様々なDDRerにプレイされたステージは凄まじいことになってましたw
まずは、1Pと2Pの四方向パネルを開けて、各種部品を取り外していき、、、
ひとまず、ここまでは特に問題無し。
お店側でのメンテナンス時によく拝見してたので見慣れた光景ですね~。
(何故か、L字金具のところに挿し込むネジ・ワッシャー・スペーサーの量が凄いw)
更に銀パネルも取り外していきますが、ここからは私でも未知の領域。
早速取り掛かるも、銀パネルを止めているネジについて固すぎるものが多すぎる問題が発生(苦笑)
ネジに対して、ゆるみ止め(接着剤)らしきものが使用されていたり…
ネジのわずかな隙間からホコリが侵入し、内部で固着してサビっぽくなっていたり…
DDRのプレイやホコリなどの蓄積によって、ネジ穴自体も埋まったり…
銀パネル自体、ホイホイ開けるようなパーツではないので仕方ないですが、とにかくネジを外す労力が半端なかったですw
この手強い銀パネルのネジを外すのに、あの手この手と調べてみては試そうと、
毎週週末、片道15~20分かけてホームセンターに行っては使えそうなアイテムを購入し、ネジ外しに励みました(^-^;
※その結果が上表のアイテムたちw
以下、私が銀パネルのネジ外しで試した方法をご紹介。
【ネジ外し試行①】浸透潤滑剤、貫通ドライバー(プラス)、ゴムプラハンマー
まずは、手動で簡単に試せる方法から。
浸透潤滑剤のラスペネやラストブリザードはAmazonで購入。
浸透潤滑剤をネジの部分に吹きかけて数分ほど放置し、充分浸透したくらいでネジ穴に貫通ドライバー(プラス)を挿して、ゴムプラハンマーで貫通ドライバーを上から叩いてネジを回す。
固着状態が酷くなければ、大体この方法でネジは外れましたねw
上手く取り外せれば、そのネジはほぼ再利用できるので、なるべくこの方法で取れてほしかったところ。
【ネジ外し試行②】ネジザウルス、インパクトドライバー、ネジザウルス モグラ、ネジザウルス バズーカ、六角軸月光ドリル、ネジすべり止め液
次は、潰れてしまったネジ穴に対して試した方法。
①を試すうちにネジ穴が潰れてしまったネジは、再利用を諦めるしかないので、破壊も視野に力業でネジを回すことにしました。
最初はネジザウルスでネジ自体を掴んで回すのを試しましたが、トラスネジばかりだったため、なかなかうまくつかめず、運が良くて数本回せた程度。思ったよりも相性はよくなかったかなーと思います。
そのため、Amazonで追加購入した電動のインパクトドライバーとホームセンターで買ったネジザウルス モグラ+すべり止め液などを使って、ネジ穴に食い込ませた上でネジを回す方法に変えてみました。
掴んで回す方法よりは取り外せたネジが多かったので、こちらの方法の方が今回は相性良かったかもですね。
【ネジ外し試行③】金切ノコギリ、貫通ドライバー(マイナス)、ゴムプラハンマー
①②でもダメだったネジに対して最終手段として試した方法。
ネジ山が死んでいて空回りするネジをノコギリで切断したり、トラスネジの頭部にノコギリで横から溝を入れて、その溝からマイナス貫通ドライバーを挿して、ハンマーで叩いて無理矢理ネジを回したりして、破壊しながらネジを取り外していきました。
ここまでやってようやく、銀パネルのネジを全て外せました(苦笑)
その他
他、外すのに苦労したのが、ステージ固定用のアジャスター。
ここもなかなか固くて回しにくい部分でしたが、片口スパナで掴んだ後にゴムプラハンマーで叩いて少しずつ回しながら外しました。
あとは、ステージ後ろのバー。
銀パネルを開けると10本の六角ボルトで固定されているのがわかりますが、初めは手動で外そうとレンチを買って回そうとしたら、めちゃくちゃ固くてすぐに断念w
ここは電動ドライバー必須でしたね。六角ボルトに合うソケットビットをホームセンターで購入し、文明の利器を活用して回すことに成功!
ようやく内部の掃除へ…
銀パネルやアジャスター、バー固定用のネジを全て取り外した先に待っていたのは、、、
10年以上開かずの銀パネル内に蓄積されたホコリたちでしたw
開けていなくても、どうやらホコリや砂は僅かな隙間から侵入していたようで、
最後の画像のホコリなんか、スポンジみたいなパーツかと思ったw
これらのホコリたちは、刷毛やスクレーパー、エアダスターを駆使して除去していきました。
ちなみに、ネジの取り外し~銀パネル内も含めて全てキレイにするのに、実は1ヵ月以上かかってますw
ゲーセンで、この筐体でDDRをプレイしていて、よくパネルがホコリっぽくなったり、謎の砂が出てくるな~と思うことがあったけども、
その原因は、これらの蓄積していたホコリたちが隙間から出てきていたんだなと、今回の清掃で知ることができましたw
さて、掃除するための分解に思ったよりも時間がかかりましたが、これはホンの序章に過ぎないワケでして。。。
取り外した部品の一部は汚れを落としたり、新たに購入したり、、、
それだけでなく、手持ちのPCで遊べるようにする方法も探さないといけなかったり、、、
ということで、まだまだレストアの話は続きます!
それらの話は次回以降にて書かせていただければとw
【次回】レストアと並行して、DDRステージをPCで遊べる方法も探そう